変化する街「日本橋馬喰町」

都内に住んでいても、なかなか行く機会のない「日本橋馬喰町」に行ってきました。

街を歩くと昭和の香りする古い店とおしゃれなカフェ、アートギャラリーのある新しい流れを感じる店がある不思議な街であることに気がつきました。

この辺一帯は江戸時代から続く繊維関係を中心とした問屋街のようです。繊維産業の衰退、ユニクロに代表されるＳＰＡ（製造小売業）の台頭により、この辺で問屋業の営む会社も減ってきています。結果、空き物件が増えることで賃料相場が下がり、そこに都心としては安い物件にカフェ、レストラン、ギャラリー、スタジオなどが流入して新しい街に変化してきたようです。

そんなお店のひとつとして「bakuro COMMON」に入ってみました。３年前に開いた地中海料理のカフェとレストランのようです。靴問屋をリノベーションした店舗に１Ｆはカウンター席とテラス席、２Ｆは洋書などをならべておしゃれに演出しながら大きいソファ席がゆったりとしたスペースで配置しています。休日にのんびりと時間を過ごすには、よさげです。

街並みから衰退した産業に代わり新しい文化を生み出そうとする都市の世代交代を感じます。これからますます楽しみな街となりそうです。