キャッチコピーを考えるヒント

 

お客さんのキャッチコピーを考える機会があり悩んでいる時、紹介いただいた「価値想像の思考法」(小坂裕司/東洋経済新報社)が役に立ちました。

 

商品の持つ価値が概念化・言語化されていないので、お客さんに伝わらないので売れないことが世の中には多い。事例として「トウモロコシ農家」が、高額なのが原因で売れなくて困っていました。そこで「あなたから商品を買う理由は?」と問うと「こだわって作っていたのでおいしい」としか言わない。これでは抽象的すぎて価値が伝わらない。さらに突っ込んで聞いてみると売る場所の近くで生産していることがわかった。それで訴求する価値のポイントを「採れたて」で売ってみたところ完売したそうです。つまり商品の持っている価値の要素を考え深く掘り起こして、お客さんに伝えれば価格など関係なく売ることができるという話です。

 

では,その価値をどう概念化・言語化するかの思考の手順を書いてあるのが、この本です。読んで特に新しい発見はなかったけど、その思考の手順が丁寧に載っているのです。コピーライターでもないといきなりキャッチコピーを考えるのは難易度が高いです。これに沿って、お客さんのキャッチコピーを再度考えてみよう。